10月26日に放送されたさんまのまんま秋スペシャルの番組に瀬戸内寂聴さんが出演され、4年前に受けたがんの摘出手術等、色々語られました。
瀬戸内寂聴さんとは(概略)
1922年の大正時代に誕生した小説家です。
ペンネームは三谷晴美だったんですね。
新潮同人雑誌賞を受賞されてからは女流文学賞や谷崎潤一郎賞など、瞬く間に人気作家となられ、今や96歳という年齢でも大活躍されていますので本当にすごいと思います。
源氏物語の現代日本語文法訳でも有名ですし、もしこの訳が無ければ源氏物語の世間への知られ方が大幅に変わっていたことでしょう。
幼い頃は体が弱かったエピソードもあるそうですが、今の瀬戸内寂聴さんでそう思われる方は誰もいないのではないでしょうか。。
地方の講演などでは主に「笑うこと」が大切であるということを説かれ、座右の銘は「生きることは愛すること」だといわれているそうです。
番組での内容とは
(1)年齢
今回の瀬戸内さんが、番組史上最高齢のゲストだったそうです。
「96歳まで現役で仕事をした人はいないのよ」と番組内で語ると、明石家さんま(63歳)も「日本記録を見ているんですね! 僕も96歳まで『さんまのまんま』やってようかな」と記録更新の意気込みを見せていました。
(2)がんの摘出手術
瀬戸内さんは2014年にがんの摘出手術をうけており、当時を振り返って「おなかに穴を3つ開けて、ぴゅ~っと出したのよ」とあっけらかんに語り、さらには摘出したがんを見て「あぁ、焼いたらおいしそうだなと思ったの」と語りました。
(3)結婚
瀬戸内さんは女子大に入ってお見合いですぐに結婚しましたが、夫婦生活は長続きせず「作家になりたい」という思いで家を飛び出す“波乱万丈”の人生がありました。
そんな話題の中、さんまから「僕みたいな人間、結婚したほうがいいですか?」との質問を受けると「若いんだから結婚したほうがいい!結婚式には呼んでね。スピーチしてあげる」とノリノリでした。
更に南海キャンディーズのしずちゃんが「まもなく40歳になるんですが、いい人と出会えない。実はさんまさんは“アリ”なんですが、私とさんまさんの相性はどうですか?」と真剣に恋愛相談すると、瀬戸内さんは「好きなら思いっきりぶつかってごらんよ」とアドバイスしました。
(4)その他
収録語、瀬戸内さんはさんまに対して「本当に天才ね。これだけ長く人気を保ち続けられる人はいない」と絶賛し、「今日はとってもやさしくしてくれて楽しかった。歳をとって、丸くなったわね」とコメントしたそうです。
まとめ
96歳で戦争も体験されていますので、我々執筆者の祖父母世代でもこの瀬戸内さんを知らない方はあまりおられないのではないでしょうか。
実は私自身も瀬戸内さんの講演を申し込んでいたのですが、ちょうどその時期にがんの摘出手術をうけられていたため、講演が聴けなくて残念に思った記憶があります。
当時は非常に高齢で本当に大丈夫なのか心配でしたが、この番組での話題を聴く限りではそういう心配は無さそうでしたね。。
人の命のことは非常に大切に考えておられる方だと思います。今後の活躍も頑張っていただければと思います。